特集シリーズ「今日も元気で」 2023年11月2日 vol.9

11/26(日) 市民福祉ミニバザー開催! 〜地域のために、いまできること〜

バザー品も来場者も市内最大規模の「市民福祉バザー」。会場には日用品から貴重な品までところせましと並びます。今年は施設改修のため「ミニ」開催ですが、コロナ禍よりも規模を拡大予定。運営を担う実行委員の方々にお話を聞きました。(開催情報はページ下部)

ご寄付に感謝!

食器セットやコーヒーポッド、バッグ、サッカーボールなどのバザーの品が並んでいる。

募集中のバザー品は「雑貨」「食器」「おもちゃ」「和服」など(詳細はページ下部)。

「まずは大切な品をお譲りくださる方たちに感謝です」とバザー部会部長の清水アヤ子さん。毎年バザーの時期になると多くの方が寄付品をお持ちくださる。なかには物置に保管してある品をひっぱり出してくれる方も。

寄付の際には「民生委員さんにお世話になっているから」「福祉会館や職員の方が好きだから」と地域のつながりに感謝する気持ちを伝えられることもあるのだという。「そうして想いを込めて手放してくださった品を、次の方に手渡すことが私たちの仕事です」。

バザー当日は開場前から長蛇の列ができ、多くの来場者で賑わう。「市民福祉バザーは掘り出しものが多い」ともっぱらの評判で、毎年楽しみにしている方は多いという。

「喜んで買っていかれる方たちを見ているとやって良かったなって思います」。バザーの売り上げは全て地域福祉の貴重な財源として利用される。

売り上げの拡大は来場者の笑顔が増えることでもあり、将来の地域福祉に役立てることでもあるのだ。そのため売り上げ報告の際には、歓声とともに大きな拍手が起きるという。

みんなでやると楽しい

白い壁を背に中年の二人の女性が笑顔で写っている。

バザー部会部長の清水さん(左)と民生委員の小林さん(右)。ともに市民福祉バザーの実行委員。

バザーの企画・運営はバザー部会部員と民生委員・児童委員協議会の生活福祉部会が中心となって実行委員会をつくって進め、地域の方々と一緒に準備をする。

各地で寄付品の受付をして福祉会館へ運搬したのち、トラック数台分におよぶ大量の袋をひとつひとつ開けて種類ごとに選別し、値付けをしていく。寄付品の種類は多岐にわたり力仕事も含む大変な作業になるが、「年に1回、仲間との楽しい時間なんですよ」と清水さん。

実行委員会の会議に集まったみなさんも楽しそうだ。寄付品受付の方法や当日の会場レイアウト、役割分担など検討事項は山積みだが、笑いも交え終始和気藹々とした雰囲気で進められていた。

会議では「コロナ禍が落ち着き、少しずつ日常が戻ってきて嬉しい」という声もいくつか聞かれた。じつは、コロナ禍はバザーにも大きく影響しており、規模縮小を余儀なくされたことで売り上げは1/5まで落ち込んでしまったのだ。

今年は施設改修の時期と重なったため「ミニ」開催ではあるが、コロナ禍のここ数年よりも規模を拡大。売り場のレイアウトを工夫するほか、寄付品の受付場所を市内各所に増やすとのことで、バザーを盛り上げようとする意気込みを感じる。

いまできること

雑貨が並んだブースの中央に笑顔の二人の女性が座っている。

「意外な掘り出しものもあって、若い方も楽しめると思います。」

「バザーの売り場にいると、ある人にとってはいらないものでもある人にとってはほしいものになることがよくわかります。世の中おもしろいですね」と民生委員の小林利美さん。そのため「どんなものでもいいので一度バザーに出してみませんか」と呼びかける。

そして小林さんは「活動を通じていろんな人と出会えました。私自身それに感謝しています」という。振り返れば、それぞれの立場の方たちが温かい言葉を口にしていた。「地域のつながりに感謝」「楽しみにしてくれている方のために」「売り上げを地域福祉のために」。

バザーの品と一緒にそうした想いがぐるぐると巡っているのだ。寄付者として、来場者として、あるいは運営側として、そんな想いの輪に加わってみませんか。

市民福祉ミニバザー

食器セットと様々な手芸の糸とコーヒー器具が写っている。

日時:
11月26日(日) 午前10時~午後3時

会場:
くにたち福祉会館1階 中央児童館広場(晴天)
くにたち福祉会館1階 地下駐車場(雨天)

※当日午前9時から、くにたち福祉会館南側玄関前にて整理券を配布します。
※当日は混雑が予想されます。雨天時は地下駐車場がバザー会場となるため自動車でのご来館はご遠慮ください。

お問合せ 総務企画係  電話:042-575-3226

■ミニバザー寄付品募集
下記の集荷場所で受付を行います!
・11月13日(月) 午前9時~ 12時            
くにたち南市民プラザ、中平地域防災センター
・ 11月14日(火) 午前9時~12時            
矢川プラス ※お車での物品持込はご遠慮ください。
・11月20日(月) 午前9時~ 12時            
下谷保地域防災センター
・11月21日(火) 午前9時~ 12時            
青柳福祉センター、北福祉館、西福祉館、東防災センター、くにたち北市民プラザ
・11月19日(日)、20日(月)、21日(火) 午前9時~午後5時
くにたち福祉会館 1階カウンター

■寄付を受付できる品物
※新品または未使用のもの
靴 カバン 傘
靴下( タグ付き)
肌着(未開封)
小物 アクセサリー
寝具 タオル
和服 食器 雑貨 文具 
台所用品
おもちゃ(中古も可)
植物(小さいもの) 花瓶
骨董品
食品(賞味期限2ヶ月以上)

ボランティアってなんだろう?

取材陣にふと浮かんだ疑問、「そもそもボランティアってなんだろう?」。その形を探るべく、取材した方々に「あなたにとってボランティアとはなんですか?」と質問させていただいた。もちろん答えは、百人百様。

Q.あなたにとってボランティアとは?

清水 アヤ子さん
「生きがいです。みんなと一緒にやるのが楽しい。とにかく人が好きなんですね。」
「いろんな人とのつながりができる。それがありがたいですね。年をとるとだんだんと社会とのつながりが切れていく感覚がありますが、福祉会館ではいろんな人と出会えます。」
小林 利美さん

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